記念誌的社史制作の手順 その2

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社史編纂・記念誌制作

記念誌的社史制作の手順 その2

(2)年表を作ろう!

 一応の企画が決まったら、制作実務の第一歩として基礎年表(素年表)作りを始めましょう。この年表は巻末に載せる年表の原稿というわけではなく(もちろんそれにも利用されることにはなりますが)、それよりも、歴史的事項として書けるものを書き込んで、社史作りのためのデータベースにしようというものです。
 基礎年表のスタイルは、会社の業容や規模によりさまざまなものが考えられるのですが(部門別のものを作るなど)、一般的な例としては下記のようなものになります。


社史制作用基礎年表サンプル
社史制作用基礎年表サンプル

 年表作りは、まず、ホームページや「会社案内」に記されているような基本的なものから落とし込み、各期の事業報告書や社内報、その他の資料から情報を追加していきます。
 年表を作っていくと、その時代時代のイメージが想像の中に湧いてくるものです。実はそれが大切なところで、その時代の知識とともに、時代感覚のようなものが自然に生まれ、、社史づくりの原動力になっていきます。
 そして、社史年表づくりにおいて大事なポイントは、その時代々々の会社としての「課題」が見えるように作ることです。わかりやすくするために、備考欄などに「このころ、○○のために○○が検討課題となってきた」というように書き込んでおくとよいでしょう。
 社史編纂委員会とは別に、ライターもオープン資料やOB・OGへの取材などからわかった事項を一応(資料○○より)(○○氏談)という形で書き込んでいき、編纂委員会の年表とすり合わせてお互いに内容を充実させていくようにします。後に情報の出所を確認する必要が生じることよくありますので、「出典」を明記する列を設けておくとよいでしょう。

 制作進行の途中で年表をチェックすることにより、「このあたりの情報が少ないから○○さんに聞いてみよう」とか、「この出来事は重要そうだから重点的に調べてみよう」とかの作業上のヒントも得られます。
 社史の作り始めはいろいろなことを考えなければならないので、バタバタと進行感のない状態に陥りがちですが、時間があるときに年表を少しずつ埋めていくことで「作業が進んでいる」ことを実感できます。

 社史制作は、計画が決まったときから、まず年表作りに着手しましょう。
 弊社で、これもある編集者が使っているフォーマット(Word版)をダウンロードできるようにしておきますので、使えるようなら使ってみてください。