自費出版-社史・記念誌、個人出版の牧歌舎

社史編纂・記念誌制作

社史職人からのメッセージ

社史づくりは面白い!

 社史担当者の皆さんにお伝えしたいのは、

社史づくりは面白い

ということ、制作のプロセスを楽しんでいただきたいということです。

社史のライターは、創業から現在までの出来事を淡々と書き綴っていると思われがちですが、決してそうではありません。史実を曲げることはありませんが、どの事実に光を当て、どの角度から見るか、事実と事実をどう組み合わせるかで、原稿はずいぶん印象の違うものになります。

 ライターの中には「社史の執筆は地味で辛気くさい、時間がかかって好きになれない」と言う人もいますが、私はそうは思いません。事実は小説より奇なり。企業の生い立ちをたどるのは、驚きあり・笑いあり・感動ありのワクワクする作業です。事実は不変でも、多様な切り口、多様な構成が可能です。

 社史はその企業の持ち味や魅力を伝えるもの、後世に残す価値のあるものでなくてはなりません。中身の濃い原稿を書くには事前の準備が大切です。インタビュー記事や町の紹介記事などは勢いで書けてしまうこともありますが、社史に関してそれはありません。「必要な手順をきちんと踏む」これが鉄則です。

 制作に真摯な会社、手を抜かない編集者を見つけることが重要です。ライターにはできるだけたくさんのネタを提供してください。宝探しの気分で古い資料を掘り起こしていくと、忘れ去られた出来事や貴重なエピソードが見つかるもの。ちょっとしたスリル、ふだんとは違う充実感が味わえます。気になっていたカラクリが解けたり、もやもやが晴れたりして、完成時にはきっと「社史の担当をやってよかった!」と思っていただけるはずです。

(本社 スタッフライター 保田仁美)

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