自費出版-社史・記念誌、個人出版の牧歌舎

エッセイ倶楽部

牧歌舎随々録(牧歌舎主人の古い日記より)

026.

 死後において、もし死の苦痛が永遠に続くとしたらたいへんである。死とともに、安楽も失われる代わりに苦痛もまた存在しなくなるのであるとしたら、これを神の恩寵と考えるのは至極自然な心であろう。そこに信仰が生まれても不思議はない。