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難病の蔭山さんの小説が映画化!

 難病の筋ジストロフィーと闘う蔭山武史さんの短編小説「あの日の君は泣いていた」が京都大学の映画制作サークル「雪だるまプロ」によって映画化され、6月13日に兵庫県三田市のイオンシネマ三田ウッディタウンで上映されました。蔭山さんと親交のある兄弟デュオ「ちめいど」も駆けつけ主題歌を歌いました。

 蔭山さんは5歳で筋ジストロフィーと診断され、29歳の時に気管切開で声を失いましたが、「人生、後悔したくない」とわずかな力で動くパソコンを駆使して執筆活動を続けてきました。牧歌舎からは2冊の作品を出版しておられ、「あの日の君は泣いていた」は2016年に出した同名の作品集(牧歌舎)に収載されている短編小説です。
 
 主人公と同じ高校に通っていた女子生徒が、虐待で心や体に傷を負っており、励ましもむなしく、主人公への手紙を残し亡くなってしまいます。主人公は言葉を交わした「あの日」を胸に、彼女の分まで懸命に生きていこうと誓う——というストーリーです。

 映画化は蔭山さんの依頼を元に、京都女子大学4年生の橘綾美さんが監督や脚本を担当しました。高校生の設定を大学生に変えるなどして、ロケを京都大学や三田市で進められ、48分の作品に仕上げられました。「生きる意味を考えるきっかけに」と橘さん。蔭山さんは「映画を通して希望や勇気を心に残してもらえれば」とコメントしています。

 

下記は『難病飛行』(牧歌舎刊)の朗読ムービー
https://www.youtube.com/watch?v=ncDhqvnO_Vo
https://www.youtube.com/watch?v=I08ZjsDk_KY&t=243s


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