荒涼とした原野のまま放置されていた軽井沢の地をわずか十数年で世界有数の別荘地に生まれ変わらせた貿易商・野澤源次郎。その孫娘で、独自の調査により祖父の開発活動の全貌を明らかにした『祖父 野澤源次郎の軽井沢別荘地開発史—源次郎と3人の男たち』の著者、岡村八寿子さんの講演会が、5月19日(日)13:00〜15:00、軽井沢の書店で開かれました。資料がほとんどないところから、ひらめいたアイデアを粘り強い調査で次々と実証し、作品を完成させた岡村さん。その苦労話や、親族だからこそ知り得た貴重な情報、エピソードの数々が披露されました。「聴きに来てくださった方々は皆さん身を乗り出して聴いて下さいました。講演が終わった後も皆さん帰られずに、次々と何人もの方々が、私に直接声をかけに来てくださいました。ナショナルトラストの方、軽井沢のガイドをしている方、これから軽井沢についての本を書きたいと思っている方、東京から軽井沢に移り住んでいる方などなど、皆さん軽井沢をとても大切に思っておられるのがわかってうれしくなりました」との岡村さんからのメールが牧歌舎に届いています。.
『祖父 野澤源次郎の