oneboyさんの「東日本大震災犠牲者の方 慰霊の歌」第二作「月見草ですか」。震災で失われた多くの恋を思って作ったとのこと。亡くなった女性が一夜限りの幻となって男性のもとに帰って来る。月見草でない花を「月を見てるから月見草よ」と彼女が言ったので、彼が「その通りだね」と笑って応えた思い出のひとコマが再現する——という設定です。
一、
月見草ですか この花は
いえいえ それはオミナエシ
でも 月を見ていますもの
それなら それが月見草
二、
名知らぬ花に 名を付けて
心通わす いじらしさ
でも 夢を見ていますもの
ひと夜の影絵の 消えるまで
月見草ですか
(操作スイッチが表示されない場合はボタン部分をクリックして表示されるウインドウでAdobe Flashの実行を許可してください。楽譜は
楽譜(PDF)で印刷可。)
スイッチをクリックすると曲が流れます。
なお、今回、oneboyさんから「ウフフのうた」という新曲も送られてきています。こちらは「いつまでも仲睦まじい夫婦の歌」というサブタイトル以外説明がありません。コミカルな歌詞ですが、曲はしみじみとした感じのものです。震災に遭わなければ、こんな仲の良い夫婦が出来ていただろう、という気持ちで作られたものかもしれません。
ウフフのうた
歌詞は下記のとおり。楽譜は
楽譜(PDF)で印刷可。)
ウフフのうた(いつまでも仲睦まじい夫婦の歌)
あなたがウフフと笑うのは
アンパン二つに分けたとき
あなたがシクシク泣くときは
アンパン一つも買えぬ時
あなたがウフフと笑うのは
ウサギがアクビしてるとき
あなたがシクシク泣くときは
小さなアジサイ枯れた時
あなたがウフフと笑うのは
小さな貯金が出来た時
あなたがシクシク泣くときは
大きな借金出来た時
あなたがウフフと笑うのは
私が肉じゃがほめた時
あなたがシクシク泣くときは
私がおこげを食べぬ時
あなたがウフフと笑うのは
私が夢を語る時
あなたがシクシク泣くときは
私がヤケ酒呑んだ時
あなたがウフフと笑うのは
二人で白髪になった時
あなたがシクシク泣かぬよに
一つのお墓に入りましょ