刊行書籍

既刊・近刊のご紹介

 
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部下が動いた!!: 地方創生の主役はあなた! できる自治体管理職の心得帖

中村誠仁
ISBN:  978-4434349294 / 2025年2月発売 / 1000 円(税込)


勇将の下に弱卒なし。だが現代の若者は“ヘタな笛”では踊らない。本書は、ともに困難に向き合い時に寄り添うなかで「部下が動いてくれた瞬間」。地方行政の幹部、特別職として40余年の「わらじ」を脱いだ自治体パーソンが、部下への熱い想いとまなざしで、そのセオリーを明かした一冊。

エッセイ集:日本文学が教えてくれたこと

伊藤和光
ISBN:  978-4434351235 / 2025年1月発売 / 1100 円(税込)


日本文学を研究する眼科医が、自分の読書人生とともに「文章を書く心理学」などユニークなテーマで思いを綴ったエッセイ集。

風間草祐エッセイ集II 生活編: ―家庭人として思うことー

風間草祐
ISBN:  978-4434346934 / 2025年1月発売 / 1320 円(税込)


人生の秋。そして冬へ……。今、元サラリーマンの生活回顧から見えてくる、未来のサラリーマン生活に参考となる知見の数々。生活者の魂の遍歴が、次代の魂の遍歴へ豊かに受け継がれるための一書。

豪雪と強風の贈り物

田村 正
ISBN:  978-4434347894 / 2024年12月発売 / 2000 円(税込)


新潟の南魚沼で育った著者が、自然への挑戦を綴った回顧録。美しい山や木々、花々などの写真も掲載しており実用的なハンドブックとしての要素も盛り込まれている。 幼少期から豪雪地帯での生活を通じて、自然の厳しさと美しさに触れ、特に巻機山の不思議な植生と地形に魅了される。その謎を解明するために、山スキーや登山を始め、自然との対話を深めていく。 豪雪と強風がもたらす特殊な自然環境が、どのように山岳地帯の植生や地形に影響を与えているかを、個人的な経験と科学的な視点を交えながら探求。 著者はまた、自然と人間の関係を見つめ直し、山スキーを通じて得た知識や感動を共有することで、山と向き合う生き方を提示している。 雪山に対する深い愛着と、そこに住む人々の生活を描き出したこの作品は、自然への畏敬と探求心に溢れた一冊であり、読者にとっても自然と向き合う新たな視点を提供する。

こゾウのマンゴ LITTLE ELEPHANT MANGO

パパイアマンゴー
ISBN:  978-4434350979 / 2024年11月発売 / 1100 円(税込)


こゾウのマンゴというキャラクターの絵本という形式をとった幼児向けの英単語の学習書

ひきこもり探偵

堂本トランボ
ISBN:  978-4434346941 / 2024年11月発売 / 1320 円(税込)


発達障害でニートの若者がひきこもり探偵として難問を解決するハートフルストーリー。 (以下帯文より) “ 笑って、泣いて 心優しきひきこもり青年の成長物語 ” 主人公は小田原に住む二十歳のひきこもり男性。運動神経ゼロ、ファッションセンスもゼロ。もてる要素はまるでなし。しかも発達障害を抱え、将来を模索中。取り柄といえば、高い情報リテラシーと博識であることくらい。そんな青年のもとに人捜しの依頼が。ときは2010年秋。時間はあの日に向かって動き出す。

こころに残る日本の詩15篇

伊藤和光
ISBN:  ‎978-4434346927 / 2024年10月発売 / 1320 円(税込)


近現代の日本における詩歌15編に関して論述した文芸評論。 (以下帯文より) Love will find a way.  愛は道を切り拓く。 筆者にとって、この言葉は、「欲をはなれて、人のためにすれば、いつか道はひらく」――そのような教訓を示す、座右の銘となっている。(あとがきより) 明治期から今日まで、さまざまな個性によって詠い継がれてきた近現代の日本の詩たち。琴線に触れる15の作品をランダムに選ぶなかで見えてきた日本的感性の特質と変容。鑑賞者の感覚に発芽した新たな展望 ――“Love Will Find a Way.”――。

阿弥の宇宙

棚次正和
ISBN:  978-4434346071 / 2024年10月発売 / 1650 円(税込)


映像と心象の融け合う世界。真理と真実を求めて、思索の道を歩んできた宗教哲学者が拾い集めた言葉の落ち穂、初の俳句集。 (以下あとがきより) 先生の言葉を借りれば、「事柄をことばに吸収しよう」と努めるのではなく、反対に「ことばを事柄のあるがままへ還そうとする」ことが大切であり、そういう道を徹底して歩んだ良寛の歌を、子供の無邪気にも通じる「天真のうた」と絶賛しておられました。俳句は「自我の歌ではなく、存在の歌である」、これが先生の持論でした。

人生は3 万日の夢 ―「眠り」と「悟り」への創造的考察―

梁冬 (著), 張倹 (翻訳)
ISBN:  9784434341830 / 2024年10月発売 / 1320 円(税込)


仏教、中国哲学、中医学、現代医学、心理学、脳科学の視点から睡眠を観察・考察した書。 (以下、帯文より) よく眠れる人は運が良い あなたの眠りを妨げる人とは付き合ってはいけない 自分自身で眠りを妨げることをしてもいけない (以下あとがきより) 私たちが積極的に夢を創造するとき、自分の人生を再構築することができるようになります。つまり、「夢」の中でより良い自分を見つけ出すことができるのです。

水のパワーを知り、巡る旅

柴田泰典
ISBN:  978-4434346170 / 2024年10月発売 / 1760 円(税込)


地球環境保全、生物多様性、安全・安心な生活の維持・発展等に欠かすことができない水が有するパワー、機能を知り、ありがたさを実感し、住みよい社会づくりのための探究力を高める必読の書。 地球は大きさ、太陽との距離等の関係により、引力と遠心力が釣り合い、水、酸素、窒素、二酸化炭素等の重い成分は大気圏内から逸脱しないで留まり、約30億年前に水の惑星となり、生物が生息できる環境となった。しかしながら、石油等の燃焼による二酸化炭素が増加して地球温暖化が進行し、水、大気の動きに異変が生じて異常気象が頻発し、局地的な水害、渇水、土砂災害が起こり、人々を苦しめている。 一方、水は極性分子であることなどより、多くの特異な特徴、パワーを有する。 特異な特徴、パワーにより、地球環境は維持され、生命の維持・進化があり、生活の維持・発展がある。 水を知り、水を巡る旅などを通じて、さらに寓話などを教訓とし、安全・安心な生活、社会づくりのための探究力を高めることに役立てば嬉しい限りである。

評論集:宮沢賢治と遠藤周作―日本文学における宗教経験の諸相

伊藤和光
ISBN:  978-4434345821 / 2024年9月発売 / 1320 円(税込)


ただ「絶望」としての哀しみ、逃避不能の「罪」を負って、人は生きられるのか。そこに「信仰」は形を持ちうるか。宮沢賢治と遠藤周作、二人の日本人の「心」の行方を省察する。「宗教的な救い」というテーマから見た日本文学論に関する文芸評論。 (以下本文より) 二人が生きていた時代の日本は、ある意味、健全な宗教が「機能」していた時代と言えるかもしれない。最近の若い人にとっては、二人の事例を詳しく説明しても、あまり心に響くものがないかもしれないとも思う。現在は、価値観が非常に多様化している。したがって、今の若い人には、「何かしら自分にとって気になるものを見つけて、それについて考えてみてほしい」と思う。それが、なにかしら、自分の「生の問題」にヒントを与えてくれるものであるかもしれないからである。

六角漢字パズル

中村洋平
ISBN:  978-4434345821 / 2024年9月発売 / 1100 円(税込)


お題の漢字を軸に12の熟語を見つけ出す新感覚漢字パズル

No Pains, No Gains.2 知ることより考えることが大切な時代に…

山本淳司
ISBN:  978-4902433241 / 2024年7月発売 / 1100 円(税込)


多種多様なものを通して「知ったこと」は、それだけだと“物知り”になるだけで、やがて忘れ去っていくものです。しかし、「知ったこと」で疑問や理解できないこと、ときには納得できないことが生まれ、ちょっと立ち止まって自分なりによく「考える」と、自分以外の人たちの思いや考えも推し量られ、ちょっとした気付きがあったり独りよがりにならずに済んだりします。いくつになっても前向きに充実した生活を送るためには、世の中で起きていることに興味・関心をもち続けることが大事です。そして、ものを読んだり人と交流したりして、ちゃんと考えることが大切です。こうした時代だからこそ、意識して実践していってほしいという筆者の思いが込められた143ページです。

人権問題エッセイコンテスト受賞作品集

一般社団法人人権問題研究協議会
ISBN:  978-4434345685 / 2024年9月発売 / 1100 円(税込)


2021年発行の『心をつなぐエッセイ集』に続く、障がいのある人、LGBTQ、年配者、いじめや虐待、差別を経験した人たち…様々な人たちの思いが詰まった珠玉のエッセイ集!「人権」をテーマに2022年度末から2024年度にかけて「一般社団法人人権問題研究協議会」が公募した404点の作品(エッセイ)群から、厳正なる審査の結果、受賞・選出された26作品を掲載する。今作では国内のみならず海外での社会問題にも目を向けている。

物づくり変革の進め方“多品種少量繰り返し製品の物づくり変革”

松岡秀理
ISBN:  978-4902433258 / 2024年8月発売 / 1980 円(税込)


本書は、同様の物づくりに携わる方々の参考となるべく、著者が国内外で経験した大型製品(30トンを超える)の多品種少量繰返し生産を主体に物づくりの改善取り組み、すなわち人への判断力と技能の依存度を少なくしより合理性のある作業方法へと変革することを紹介した1冊である。

風間草祐エッセイ集I 社会編: ―企業人として思うこと―

風間草祐
ISBN:  978-4434339684 / 2024年5月発売 / 1320 円(税込)


会社人間の特質を退職後に振り返ったエッセイ集

笑うか信じるか

ベントラー友夫
ISBN:  978-4434337208 / 2024年4月発売 / 110 円(税込)


笑いとは何か。笑いは理性の証明である。理性が適切にはたらいている時、笑いが生じる。正常と異常、科学と非科学、ホントとうそ、これらを判別する能力が、笑いを生む。笑いは、科学精神と比例する。原始時代には無かった笑いを追求するということが現代社会ではできる。本書は、科学精神とギャグ精神を融合させ、現代人の笑いの向上に貢献するため様々な機能行動をこなしながら、精神的豊かさを笑いに求める人の助力となる1冊。

阿吽の世界

坂本保男
ISBN:  978-4434335471 / 2024年2月発売 / 1870 円(税込)


我国には、古代から根付いている精神文化の「阿吽の呼吸」があるが、今まさにその阿吽が見直されつつある。「阿吽の世界」は、時空を越え今日の我国に於いて獅子・狛犬と仁王として神社と仏閣で脈々と生き続けている。本書では、このなじみの深い「阿吽の呼吸」について、なぜ「阿吽の思想」を仁王と獅子・狛犬に付与したのか、その源流を遡りその特徴、歴史や宗教、伝播等のあらゆる面からを調査・研究・考察し明らかにした1冊となっている。

きょうちん、おやりん、ドッキーの「幸せ時間ふやし隊」宣言

日ノ澤和子
ISBN:  978-4434333699 / 2023年12月発売 / 1200 円(税込)


子育て•教育•働き方の現状の問題点について悩める女性3人が本音で語り合った会話録。(以下まえがきより)完璧な解決策なんていくら探しても見つからないのかもしれないけれど、昨日の絶望より今日の絶望の方がほんの少しでもマシになっているように、明日の絶望の奥に、小石なのかいつか花開く種なのかさえ分からない小さな粒だけでもみつけられるように、一緒に考えさせてください。一緒に涙を流し、そっと泣かさせてください。そして死を一日一日延期しながら、一緒に幸せな時間をふやしていきたいです。

虚空の羽ばたき

トーマス・ゾガリック (著), 唐沢杏子 (翻訳)
ISBN:  978-4434331930 / 2023年12月発売 / 2200 円(税込)


独立独歩の人生の後半で日本人女性と結婚したアメリカ人男性の回想記を妻が日本語訳。(以下あとがきより)「私は物心つくころから、何処にいてもなぜか場違いな感じ、故郷を持たない根無し草のような思いを拭い去ることができませんでした。これは、戦後、引揚者の家庭で育った幼い頃の記憶が尾を引いているのかもしれません。それが国際結婚であっても常に周りと当たり前に呼吸ができる彼のそばで安寧でいられました。二人の間が不和になり別れの危機にあったときでも、胸の奥では不思議と安心感がありました。今でも、留守番電話の彼の声を聞く度にまだ彼がいるようで安堵します。  この翻訳を成し遂げたことは、はからずも、「Happy closure」――彼への感謝に満ちた総括となりました。 アメリカ人、一介のスペースクラフト技師の回想録。恵まれない出生、幼年期から旺盛な好奇心と独立独歩の精神、海軍除隊と同時に妻子を抱えた民間人、数々の仕事の遍歴と愛の破綻の繰り返し、文通で巡り合った日本女性との挑戦的で充実した18年の暮らしのあと、突然襲われた不治の液体癌との苦闘……。  この世に生まれてから懸命に自己を生きた一人の人間の生の証。」

中国―父の戦争

久野総一郎
ISBN:  978-4434328954 / 2023年12月発売 / 1100 円(税込)


中国の経済開放路線の中、日中技術交流の現場に関わってきた技術者が書いた追懐の書。以下帯文より。〈日中戦争の真っ只中、陸軍将校として父が戦った中国の紅い大地に、技術交流エンジニアとして赴いた「私」。―半世紀の時を経て一衣帯水の間に協力の橋を築いていく。父の面影を胸に、戦争ではなく平和と友好への最前線に立って―。〉

パパはドイツで 人情厚い西ドイツ滞在記

前島敦子
ISBN:  978-4434330216 / 2023年11月発売 / 1100 円(税込)


画家である夫のドイツ行きに同行し共に暮らした日々の面白おかしくも人情溢れた滞在記。以下帯文より。世界的人類学者の御曹司で世界放浪旅をしていたショイブレー氏と出会ったご縁から、ドイツ行きが降って湧いた画家の類まれなる体験記。最後はゲッチンゲン大学で映画出演まで舞い込むというきらびやかな展開に。

「非正規雇用」を蔓延させ、格差を爆発させた「労働者派遣法の廃止」が急務である。

ますやまひでを
ISBN:  978-4434330124 / 2023年10月発売 / 1100 円(税込)


『「非正規雇用」を蔓延させ、格差を爆発させた「労働者派遣法の廃止」が急務である。人間の尊厳のために、国、地方自治体、企業経営者の倫理が問われている。』この書名が言い当てているように「非正規雇用」をなくそう、働く人々はすべて「正社員」に!低賃金、先行き安心できない不安定な有期雇用の恒心なき生活からの脱却は、若者の健全な結婚願望と日本の活力を蘇らせる!労働者派遣法の廃止を強力に世間に訴える渾身の著。

澁谷義人第二歌集 ハイスクール

澁谷義人
ISBN:  978-4434325519 / 2023年9月発売 / 2750 円(税込)


本書は作者の職場である教職の現場を詠んだ歌だけで構成されており、新人教師の時代から始まって、定時制高校や養護学校での勤務、さらには教頭や校長という管理職になるまでの三十八年の教職生活の歌が収められている。それ以外の日常詠や自然詠、時事詠などは一切なく、修辞を効かせて味わいを深めるような詠み方はしていない。無骨なまでに真っ直ぐで力強い歌が多く、作者の姿がずっしりと伝わってくる。生き方や考え方がそのまま歌となって表れていると言ってよく、気の利いたフレーズが持てはやされる近年の短歌の動向に流されることない自らの姿勢を貫き続けた歌集となっている。

ベトナムでランニング?マラソン?? 楽しい楽しいホーチミン走る会・奮闘記

上野晃裕
ISBN:  978-4434326042 / 2023年9月発売 / 1540 円(税込)


ベトナム・ホーチミン市に「ホーチミン走る会」という日本人主催のランニングクラブがある。活動内容は単純だ。会員のランナーは毎週日曜日、午前6時10分にホーチミン市7区に集合。住宅街の1周4kmコースを2周、合計8km走る。速い人も遅い人もおり、各自のペースで走る。50分程かけて走り終えて、午前7時頃にもう一度集まり、集合写真を撮影して解散。たった、これだけの会が、2012年の発足から10年以上も続いている!この「ホーチミン走る会」で2015年春からは2代目会長を拝命した著者が、この会を盛り上げ、運営に携わることを通じて得たランニングの楽しさ、マラソンの事情など、特にベトナムでのランニングの素晴らしさを皆に知ってもらいたいと思い書き記したもの。

ベルリンブルーの波濤

神坂 俊
ISBN:  978-4434324208 / 2023年7月発売 / 1540 円(税込)


進学校に在籍する高校2年生のリョウ。高校1年生の終わりに味わった挫折から休学を余儀なくされてしまう。親元を離れ一人暮らしを始めたリョウの周りに現れた従姉の春美、書道塾の生徒茉莉、春美の友人美舞、そして本物の愛を感じた茉莉の姉美佳。しかしリョウは、彼女たちを拒みきれず、関係を続けてしまう。そんなリョウが最後に下した決断とは? リョウと女性たちを巡る、葛藤と苦悩を綴った青春恋愛小説。

人生100年時代 私の活きるヒント

風間草祐
ISBN:  978-4434324291 / 2023年7月発売 / 1100 円(税込)


単に健康で楽しいだけではなく、年寄りなりの「生きがい」を持って有意義に過ごしたい……。自らの来し方を「生きる」「語る」「活きる」の三つの視点から徹底的に分析・整理し、より良い余生へのヒントを探求した刮目の著!!

知ってほしい相方さんと日曜日が嫌いな私のこと

山本敦美
ISBN:  978-4434321436 / 2023年6月発売 / 1320 円(税込)


私は身体障がい者(生まれつき)で、夫は健常者です。私の相方(障がいがわたしとっての相方です)のこと、独身時代の日常や、父・母・長兄・次兄・友達・彼氏とのエピソードと、結婚してからの日常、息子が(隆誠といいます)他界した(二〇一九年)後の私自身の心境をまとめました。悲しみや大変さを乗り越えるのではなく、受け入れて共に日々を過ごせばいいのかな?と私は思っています。(中略)前作の『ママになりたい……私の夢でした』では私の生い立ちと息子のことを中心に書きましたが、本書は、障がい者あるある、健常な人たちに対して疑問に思うことや、夫婦のほのぼの?エピソードなどたくさん書きましたので、ぜひ笑ったり、考えたり、想像してみてください。(はじめにより)

弔問客: ケリドス・アミーゴス、デ・ミオ

阿部まりあ
ISBN: 978-4434320125 / 2023年5月発売 / 1540 円(税込)


ジル様の弔問客、のべ八五〇名の訪問を受けた五年間の実録と、ジル様が魔女修行のためドイツに旅立ったと考えて諦めてゆく童話。ノンフィクションの前編とフィクションの後編の二部構成がリンクする。副題『ケリドス・アミーゴス、デ・ミオ』の意味はスペイン語で『親愛なる友へ ミオより』です。

行政書士賢治の事件簿

徳田和男
ISBN: 978-4434320125 / 2023年4月発売 / 1320 円(税込)


外資の石油会社でオイルマンとして三十年勤務。五十歳の節目に職を辞して故郷に戻り、自分でも行政書士のなんたるかも知らずに看板を掲げました。本人さえ分かっていない職業での船出です。依頼人のあろう筈もなかろう――。が、世の中分からないものです。いろんな方の支えと御縁のお蔭で、クライアントの人生に寄り添いつつ二十数年の月日が過ぎていきました。数多の事件に係わらせていただいた、その軌跡の記録を思い立ち、お世話になった方々への感謝の思いも込めて出版の運びとなりました。ただし、守秘義務の観点から大部分において、フィクションの溶け込んだ物語に仕立てています。願わくば、これから行政書士を目指す方(或いは現役でご活躍の先生)の参考書(反面教師?)のひとつとして、本棚の片隅にでも置いていただけるなら望外の喜びです。(おわりにより)

野井戸殺人事件

中川須満夫
ISBN: 978-4434318320 / 2023年3月発売 / 1628 円(税込)


髑髏と会話できる!?自衛官を志したがゆえに体験した「恐怖」と「数奇な運命」…3度にわたる「臨死」を体験!87歳の著者が、10年の構想を経て書き下ろした鮮烈のデビュー作!!

ランドスケープ疫学へ向かいて: ネズミ考

高田伸弘
ISBN: 978-4434316401 / 2023年3月発売 / 2200 円(税込)


著者は近年話題の医ダニ類による細菌性、ウイルス性感染症の調査研究に携わるが、国内外のフィールドの底辺に在るネズミ類が感染環の維持にかかわるため、その調査を大学や各県衛生研究機関などと協働で進めて来た。その円滑化のため2007年頃からは関係者に「ネズミ考」なる不定期の連絡配信を始め、やがてそれはトピックス的な話題の紹介にも進んでいた。しかしコロナ禍が勃発、ダニ媒介感染症自体は増加傾向が続くにかかわらず、フィールド活動は停止、配信も休止した。そこでこれまでの協働の足跡を振り返りつつ、疫学分野の資料として役立つことも期して、15年間の配信済み50余話に多数のカラー写真や補足的事項も加えて編集された。その場合、関係の調査活動は各地フィールドの風景の中に身を置く感あり、それゆえ書名は「ランドスケープ疫学」に向かうものとなっている。一般の方にも疫学調査の現場で何が行われるのか理解いただく1冊になろう。

無意識な自分を意識する

角野勝彦
ISBN: 978-4434313752 / 2022年12月発売 / 1650 円(税込)


意識して生きることが充実した人生に繋がるという理想の生き方を提唱した自己啓発の書

原子力空母を撃て!

君和田 怜
ISBN: 978-4434314339 / 2023年1月発売 / 1760 円(税込)


僕の名前は 「鹿居純一」。横須賀米軍基地に勤める僕に与えられた任務は、世界最強の巨大原子力空母「ロナルド・レーガン」の爆破。 僕たちの身に起きたこと、そして僕の心に起きたこと。 欺瞞からの覚醒の物語。

小さな時計台が語る小さな町の物語

君和田 怜
ISBN: 978-4434313950 / 2022年12月発売 / 1540 円(税込)


小さな駅の、小さな時計台に設置された古いからくり時計の「私」。正確に時を刻みながら、改札や駅前広場を通りゆく人々を観察している…… 不器用に、しかし懸命に生きる住人たちの織り成す、13人13様のストーリー。

一〇〇〇円しか持っていなかった私が起業できたわけ

松咲亜希
ISBN:  978-4434312410 / 2022年11月発売 / 1650 円(税込)


著者は法人・個人向けキャリアコンサルティングサービス会社を経営する女性。離婚後3人の子供を抱えるシングルマザーとなった上に失職してしまうが、知人に紹介された一人のコンサルタントから、自ら会社を興すことを勧められる。著者は市の「ひとり親支援制度」の対象講座でキャリアコンサルタントという国家資格を知り興味を持っていたことからコンサルタント会社設立を思い立つが、資金の問題はじめ多くのハードルがあった。しかし、コンサルタントの「先生」からその一つ一つについての説明と対策を聞いて起業を決意し、折々に先生の「講習」を受ける。会社設立のための法律と手続き、公的融資の受け方、税金の話等々実践的な指導を経て、著者は起業を実現する。その後も事業を成功させるための考え方や行動について細かく指導と助言を受け、経営者としての資質を磨いていく。本文のほとんどは「先生」と「私」の問答形式となっている。

徐福、大和国王となる

飯田廣恒
ISBN:  978-4434308338 / 2022年8月発売 / 1320 円(税込)


古代中国や日本に伝承される徐福伝説をもとに、徐福が日本に渡来しやがて大和国王となるまでを描いた、ユニークな歴史小説

空海: 永遠の禅定

久住 泰正
ISBN:  978-4434304118 / 2022年6月発売 / 1320 円(税込)


千二百年の時空を越えて今、蘇る空海の生涯。1200年の時を超え、現在も高野山奥之院の弘法大師御廟で入定していると言われる空海。その奇跡に満ちた生涯が生き生きと描かれた作品。

開戦八十年に思う 私の昭和あれこれ

藤本高士
ISBN:  978-4434304118 / 2022年6月発売 / 1320 円(税込)


開戦八十年の節目に過去と向き合う機会を得た著者が、母の背に負われ歩いてきたこれまでの『私の昭和あれこれ』の道の先に見え隠れするその姿を何か形あるものとして見定めたくとも、人生に結論などないのと同じように、次の世代にゆだねるしかないのかも知れないという思いを綴った珠玉の作品です。

徒然なるままにカジュアル哲学

村上新八
ISBN: 978-4434302725 / 2022年5月発売 / 1650 円(税込)


「カジュアル哲学」とは、哲学をもっと身近な言葉で語り、日常生活に役立つものにできないかを探究してきた著者が提唱したものである。この命題の追及に情熱と信念を傾ける著者は、毎年著書を発行。本著で16冊目となる。日常の家庭生活から人間の深奥、社会問題から文化芸術、きしむ日本の政治から混迷す る世界情勢まで、多岐にわたるテーマを独特の視点から分析し提示する

戦国大名の軍資金

坂本保男
ISBN: 978-4434303272 / 2022年5月発売 / 1650 円(税込)


戦国大名を軍資金という側面から検証した歴史書

No Pains, No Gains. 今こそ、“教師のバトン"をつなぐとき

山本淳司
ISBN: 978-4434300462 / 2022年3月発売 / 1650 円(税込)


そもそも学校とは、子どもに何を教えるものなのでしょうか?教育の危機をいかに乗り越えるか ― 教師として現場に携わった38年間の経験をもとに、若い世代の教師に贈る具体的な提言。「機を捉えて書いてきた職員向けの通信をもとに、教師として自分が感じたことや考えたこと、若い先生たちに伝えたかったことなどを、時系列で事実をもとに投げかけていきます」(「はじめに」より)

下天に諮る

土方夕
ISBN: 978-4434299407 / 2022年1月発売 / 1540 円(税込)


土方家彦三郎父子二代を縦糸に信長、秀吉、家康三代の事跡を織り込んだ歴史のタペストリー。戦国武将・大名、土方雄久の父子2代にわたる活躍を鮮やかに描く。本書は、土方家系の流祖信治とその嫡男雄久の生きた時代を背景に、その子孫にあたる著者が二十年以上の月日をかけ、さまざまな資料を渉猟。微かに残る記録・事績を基に著した歴史小説である。

戦禍を被る哲学と細やかなエッセイ

間瀬美穂子
ISBN:  978-4434302459 / 2022年3月発売 / 1100 円(税込)


本書は、「哲学」と『文学』のの狭間に揺らぐカオスよりの唱える呪文、既存の哲学の観念より解き放たれた真理が紐解くクレッセントの煌めきによるインスピレーションを著者が読者との共感できることを切に願う珠玉の1冊です。

世界一のけん玉先生による幸せ学級経営道

向井智哉
ISBN: 978-4434298554 / 2022年1月発売 / 2200 円(税込)


'世界一のけん玉伝道師というユニークな肩書を持つ著者が、その特技である「けん玉」を生かし、幸せとは「自分の考えを素直に出すことができて、その考えを受け止めてくれる・自分を認めてくれる・必要な時に助け合うことができる仲間がいる」状態だとの定義のもと、教師にとって大事なのは勉強を教えることよりもこどもたちを繋ぎ仲間意識をもたせることであると考え「上手くいくこともあれば,いかないこともあるけれども,粘り強く取り組んだ先に見える景色がある」をモットーに、学級を離れても助け合うことができる単に仲良しの友だちでなく,学習を通して助け合える仲間を作っておくこと、そのため学級という枠組みの中で,こどもが自ら考え行動でき、お互いの長所を認め合えるような信頼関係が構築された集団を作ることが必要で、さらに子供たちに加え教師自身も幸せであるための取り組みについて実践を交えて紹介した小学校教育のための新たなバイブル

ママになりたい・・・・・・私の夢でした

山本敦美
ISBN: 978-4434292439 / 2021年12月発売 / 990 円(税込)


障害があっても、就学・就職・結婚・出産・育児という希望をかなえることができる。工夫と周囲のサポートがあれば乗り越えられない壁はないということを、障害を持って生まれてきた我が子の育児を通して同じような境遇や問題に悩む人達の力になればと思って綴られた記録です。 また、多くの医療関係者の方々にも見ていただき、今後のための一石になることが著者の願いです。

心をつなぐエッセイ集

一般社団法人人権問題研究協議会
ISBN: 978-4434298042 / 2021年12月発売 / 1100 円(税込)


障がいのある人、LGBTQ、年配者、いじめや虐待、差別を経験した人たち…様々な人たちの思いが詰まった珠玉のエッセイ集!「人権」をテーマに2018年度末から2021年度にかけて「一般社団法人人権問題研究協議会」が公募した598名の作品(エッセイ)群から、厳正なる審査の結果、受賞・選出された21作品と、選外ながら特に読み応えのある作品を「特別審査員賞」として20作品を選出、同時掲載する。

卵の予感・くるみ割り人形

石田隆一
ISBN: 978-4434293948 / 2021年12月発売 / 1760 円(税込)


【卵の予感】 節度なく人を愛する季節の真っ只中にいる樋口利一は、彼には不似合いな手段で児童養護施設を逃げ出す途中、新興宗教の教祖の娘とバスで乗り合わせる。バスを終点で降りた直後、利一は交通事故に遭って病院に運び込まれ、そこで二人は再会する。 彼女は後継者としても自分の能力に自信を失い、健康な目の機能を喪失しようとしていたところだった。祖母は盲目で、母も極端な弱視だったから。 利一は必死になって諫めようとしたが、彼女はとうとう盲目になり、割れた体温計を残して姿を消した。 ほどなく不美人な妹の献身的な手引きのよって、二人は快楽に耽溺する密会を重ねる。密着した肌と肌との共謀したぬくもりに、ふと利一は欺瞞の匂いを嗅ぎつけた。 「あの交通事故は仕組まれたものではなかったか?」 彼女が他の男と逢っている現場に駆け付けた利一は、雨の中を自分に向かって疾駆する車に脅かされながら、事故の光景をまざまざと思い出した。そのとき間近に迫ったフロントガラスの向こうでじっと利一を見据えている運転手の顔は、まさに……。 やがて利一は教祖に見初められて七日間の修行にはいることになった。 【くるみ割り人形】 学年で一番の秀才の生徒が季節外れの学校のプールに溺死体で発見された。遺体が異様に肥って見えたのは腰に紐の結び目から長く伸ばされたロープと空気の詰まったチューブが巻き付いていたからだった。異様な状況から自殺とも虐待とも即断しかねた。身体を沈めるにはチューブの浮力に抵抗しなくてはならないという矛盾から、虐待と推測する意見に、担任教師は真っ向から反対した。「覚悟の自殺ですわ。チューブは自分の遺体を私たち教師に見せつけるためだったのです」 三日後の深夜に宿直員室とプールを結ぶ一直線上にボヤ騒ぎがあった。駆けつけた交番の巡査は濡れそぼった灰の底から分厚い封筒を発見した。「遺書だな」 当人はすでに死亡しているのだから、おそらく寸前に断念して埋めた遺書の上に、彼の悲痛な告発を白日の下にさらそうとした人物が焚火によって報せたものと考えられた。

偽証: 模倣された若妻刺殺事件

石田隆一
ISBN: 978-4434293924 / 2021年12月発売 / 1760 円(税込)


事件は、白昼、公団住宅と建売民家が混在する、都内郊外の新興住宅街の一角で起きた。 当時の新聞は夕刊の締め切りを逸したために、翌朝の三面記事の片隅に簡単な状況を報じるにとどまっているが、ある週刊誌に「白昼の若妻刺殺事件」として登場するや、一転してスキャンダラスな装いで喧伝された。 これには古めかしい〝若妻〟という粉飾による刺激のほかに、ある特別な要素が絡んでいる。逮捕されたときの容疑者の扮装が、いささか奇異で、どう解釈したものかすぐには判断がつきかねたからだ。というより、まったく想像がつかないわけではなく、いかにもありえそうなのだが、それでいて虚をつかれた扮装だったといったらいいのか。 なにしろ容疑者は女装していたのである。 もちろん単純に考えれば、変装は逃走のための手段だったと理解できる。しかし、それならば、顔面の化粧に加え、せいぜい鬘やワンピースなど、ごく表面的な装いで十分ではないか。 その扮装はどう考えても念入りすぎた。つけ睫毛やマスカラーはもちろんのこと、下着は最新流行のものを身に着け、携帯したハンドバッグの中身は二十代の女性が所持する品をそっくり揃えていたのだから。なによりも歩きづらいハイヒールが逃走手段としてはいかにも不都合と言えないか。 彼はいったい何から逃れようとしていたのか。 背後から迫る魔手。 行く手に立ちはだかる罠。 過剰な擬装は、周囲から自分の姿を隠そうとするのではなく、あたかも自分自身から逃れようと欲する、およそ不可能な、むやみなあがきを思わせなくもなかった。 芥川龍之介の「藪の中」を思わせる構成よって、関係者十数の証言で構築された、現代人の暗部・恥部を抉りだそうとするミステリー風味の小説。

星嬉短歌集 十

星嬉
ISBN: 978-4434293931 / 2021年11月発売 / 1000 円(税込)


漢字、ひらがな、カタカナの三十一音で詠む短歌千首。第十集。

イーナリ国の夜明け

音羽万葉
ISBN: 978-4434296901 / 2021年11月発売 / 1320 円(税込)


日本の奥の院に伝わる本能寺の変の秘史の核心を暗示する寓話的小説。

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