○○商店として誕生した昭和○○年から数えて、わが社の歴史は丸50年になりました。これを記念して本書「○○○○50年史」を刊行できたのは大きな喜びです。
制作作業は、毎月社内報を作ってくれている社内報編集委員を中心に、昔の社内報からの記事の抜粋と年表づくりで始まりました。わが社は、創業当初から会長が忙しい中、ガリ版刷りの社内報を作ってくださっており、創刊号からすべて保存されていましたので、これが威力を発揮しました。
毎号、会長ご自身がその時どきの社内の出来事、また社会の出来事にふれた「随想」や、従業員の皆さんが回り持ちで書いた「職場だより」などが掲載されていて、基本構成は今の社内報と同じです。入社35年になる私ですが、懐かしい人々の顔や思い出が次々とよみがえり、感慨で胸が一杯になることもしばしばの作業進行でした
それでも、この機会に改めて取材をさせていただいた会長の創業当時からのお話は、社内報にもない、初めてお聞きするものばかりでした。経営者としてのご苦労やさまざまな迷い、決断、さらにお取引先様がたのご協力があったなど教えていただき、よく知っていたつもりのわが社の歴史をあらためて勉強させていただきました。なるほど、社史というものは残しておかなければ、大事なことが記録されないままに消えてしまうんだなと思い知った次第です。
50年の間に、○○商店、○○スーパー、スーパー○○、株式会社○○と名称は変化してきましたが、経営理念が変わらないことを改めて感じています。わが社は「もうけすぎないこと」をモットーにしており、利益が上がりすぎる店舗の店長が叱られることで有名なスーパーですが、会長の巻頭ご挨拶にもある「素朴に生活する人たちの応援団になりたい」との願いが半世紀にわたって貫かれてきているわけです。
この「○○○○50年史」により、従業員の皆様には、仕事への誇りを改めて感じていただき、本書を将来に向かって前進するための貴重な資料としていただければ幸いです。
制作に当たって貴重な情報や写真などをご提供いただきました諸先輩の皆様、また多忙な仕事の中にもかかわらずいつも積極的なご協力をいただきました本部および店舗スタッフ・事務員の皆様などすべての方々に心より感謝しております。厚く御礼申し上げます。
50年史編纂委員会
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