自費出版-社史・記念誌、個人出版の牧歌舎

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社史編纂・記念誌制作

社史・記念誌の参考文例集

祝辞
創立60周年に寄せて

 
 御社は、現社長の御尊父であられる○○○○様が昭和○○年に「○○製作所」を開設され、昭和○○年の法人化を経て、本年創業60周年を迎えられました。誠におめでたく、心よりお祝いを申し上げます。

 御社との初取引は、昭和○○年に当社○○工場で開発しておりました○○機の部品である○○の製造をお願いした時で、爾来ほぽ半世紀にもなります。当時工場長だった私が技術担当役員になり御社を訪問するようになったのは昭和○○年からでした。先代社長様に社長室でお目にかかりましたが、書架にもデスクの上にも技術書があふれており、外国語の文献もあって、さすが業界で学者社長、技術屋社長と呼ばれている方と感心したことを憶えております。

 その後、業界団体の親睦会などでお会いすることも多かったのですが、高級社交クラブでも退屈そうにしておられて、お声をかけるとたちまち二人だけで仕事の話、技術の話で盛り上がり、無粋な奴らと他のメンバーから顰蹙を買ったものでした。

 ご子息の現社長様にも引き続き懇意にしていただいており、弊社が中国に生産拠点を初めて設けたときにも、海外展開の先達としてアドバイスを頂いたばかりでなく、現地情報やキーパーソンのご紹介など、ひとかたならぬお世話になりました。また、平成○○年に東京ビッグサイトで開催された「第○回○○機械展」に当社が出展するにあたり、本格的な展示会経験が無いためご相談したさいには「それでしたらわが社と共同参加参加しませんか」とご親切なご提案を頂き、当方はそれに乗ってお任せしただけで立派なブースができ、多数の来場者を迎えて成功裡に終わることができました。

 日本の物づくりの競争力が落ちたと言われる昨今ですが、いわゆる最先端技術だけでなく、いろいろなニッチ分野にも日本が技術力で他国を凌駕する発想力を豊かに持っていることを御社も弊社も熟知している間柄であります。今後もご指導を頂きながら手を携えて挑戦して行けることを期待しております。

 これまでのご厚誼に深く感謝申し上げ、御社がますますの発展を遂げられますことを祈念いたします。

 ○○○○株式会社 代表取締役
 ○○○○