「社史を作ることになり、数人でプロジェクトを立ち上げて基本的な企画を作ろうということになりましたが、立派な装丁にするのか簡素な製本にするのかから始まり、誰に配るかとかどんな内容にするかなど甲論乙駁、侃々諤々、百家争鳴の状態で、結局のところ何も決まらず、前に進めない状況です。どうすればよいのでしょうか」
社史や記念誌を作るときに、多かれ少なかれ最初にそういう局面が現れます。なかなか結論が出ず、「まあそういうことは置いといて」、資料集めやら写真収集やらを始めるケースが多いようですが、結局「企画」の問題は最後までいろいろな場面で判断を問いかけてくることになり、そのつど立ち止まって議論・検討する必要に迫られるのです。
そこで、私たちが「牧歌舎方式」と呼んでいる、私たちの経験に基づいた「効率的で説得力のある」企画の立て方をおすすめします。
それは、何をおいてもまず一番はじめに、その作品を、「内部向け」「外部向け」のどちらに重点を置いたものにするかを関係者で検討し、決めることです。もちろんそれが100対0とかその逆とかになることは珍しく、現実的には51対49とか四分六とかの微妙な違いになる場合もあるわけですが、それにしても、どちらを優先するかを決めることは、その後の作業の順調な進捗のために大きな効果を発揮します。
これを決めた上で、企画としてさまざまなことを決めるわけですが、その大要は下記のとおりです。参考にしてください。
以上をご参考にされて、ムダのない充実した本づくりを進めてください。