自費出版-社史・記念誌、個人出版の牧歌舎

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社史編纂・記念誌制作

社史・記念誌の参考文例集

社長あいさつ


 当社は1995年、創立30周年を記念して初めての社史を発刊いたしました。10年一昔と申しますが、光陰矢の如し、それがはや二昔前のこととなり、本年5月1日をもちまして創立50周年を迎ました。これもひとえにユーザー各社様の長年のご愛顧・ご支援と、社員一同のたゆまぬ研鑽努力の賜物と考えております。

 会社の前進の中で私自身は齢を重ね、まもなく米寿を迎えるところまで来てしまいましたので、本年○月には社長交代を予定しております。この機会に、加齢とともに薄れていく記憶を呼び起こし、半世紀にわたる会社の歩み、なかんずく全員一丸となって発展に向けて奮闘してきた記録を次代に残すため、創立50周年記念誌をここに刊行いたします。

 内容は、前社史発刊から今日に至る20年間の記述がメインとなっておりますが、その間にも当社を含むIT業界は予想を超える長足の進歩を遂げ、技術環境・経営環境は激しい変化ぶりを見せております。ハードウェアの驚異的な進歩、労働者派遣法等の法的整備と、時代の進行は川の流れのように一瞬たりとも停滞することはありませんでした。

 まさに日進月歩の開発言語やOSのバージョンアップに常に素早く対応するとともに、社員教育をはじめとする短期、中期、長期的な視野に立った先行投資は生き残りのための必須の課題であり、これを怠れば会社はたちまち淘汰され消えて行く運命にあります。このことを絶えず肝に銘じ、当社は好調の時も不調の時も、常に将来を見通した投資と新しいシーズの開拓を心がけてまいりました。

 さらにはまた、外資系企業の台頭や同業他社、大手企業の合併やグループ化が進むなかにあって、あくまで独立を堅持し、外圧に屈することのない企業姿勢を貫いてきました。これを可能にしてきたのは、まさに社員の不断の努力、それを支える会社や仕事に対する熱い思いであり、そのことは永久に不動のプリンシプルであると確信しております。

 互いに信頼で結束し、ユーザー様を大切にするともに、最高品質のソリューションを探求、提供して社会に貢献するという創業の理念を再確認したいと思います。そして、「to fight for the right, without question or pause」の精神で前進を続けていくことをここに改めて決意するものです。


○年○月○日
代表取締役社長 社長○○○○