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社史編纂・記念誌制作

社史職人からのメッセージ

お客様の「必要冊数」について

 掲載内容がほぼ固まり、あとは細かい部分にミスがないか校正するのみ。表紙のデザインも決定した……となれば、いよいよ社史制作も終わりが近づいてまいります。
 その頃「刷り部数」やその他について最終確認を行うようにしているのですが、先日このようなことがございました。

 とあるお客さまですが、契約時の条件では「300冊」お渡しすることになっていました。
 しかし、社員・OB・関係者…とお渡しする皆様方の人数をあらためて数えてみれば、契約時の冊数ではやや足りないというのは、よくあること。
 そのお客様も同じようなご事情で、いったんは「400冊作ります」とお返事いただきました。ところが、その後、「やっぱり300冊に戻せますか?」「いつまでに決断すればよいでしょうか?」と、何かまだ決めかねている、迷われているといったご様子です。

「300部ではギリギリ足りない。しかし400部は多すぎる」ということなのでしょう。
 足りないことははっきり問題ですが、多いことの問題とは何でしょうか? 400部になった場合の費用増加が問題なのかと思いましたが、それについては「問題なし」というお返事でしたので、おそらくは保管場所の問題なのだと思います。
 しかし、であればなぜ、「320冊」や「330冊」と【本当に必要とする部数】でご注文いただけないのでしょう?
 そう思い、電話でよくよくお話を伺ってみたところ、「そんな数で注文できるのですか!」と驚かれてしまいました。なぜか300冊・400冊・500冊……と、100冊単位でしか発注できないと勘違いなさっていたとのこと。こちらの説明で何か悪い部分があったのかもしれませんが、とにかく確認はしてみるものだと痛感いたしました。なぜなら、同じ部数であっても、

・最初に320部作成する。
・最初に300部作成し、のちほど20部追加作成する

では、かかる費用が全く違ってくるためです(後者は非常に割高となります)。

 このため、通常はお考えになられた必要部数よりもやや多めの数で作成することをお勧めしているのですが、一方で多く作り過ぎますと、今回の例のように保管の問題も生じます(書籍も何十部ともなりますと、かなり嵩張り、スペースを必要とします)。
 多すぎず、少なすぎず。お客様にはご遠慮なく、本当に必要な部数をご指示いただければと思います。


(編集 SY)

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