孤高の野性を持するが故に猫は人を愛さないそうして、全てが眠る幻想の時間を静かに、むこう向きになって見つめている危険な、高いきざはしの上からそう猫が愛するものは危険なおのれの野性のみ人間の目にもとまらぬ凄まじい闘争の時をひっそりと身を丸めながらその全身で夢見ているそのような猫をそのような猫として認める時猫もまた わずかに人を認める哀しみに満ちて静かにその名を呼べば見よかすかに涙を溜めた目で猫は人を見上げる
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意外と好評「牧歌舎随々録」(社長の古い日記より)