世のため人のために生きることは、ある意味において、むしろ易しいことである。自己の内面を凝視し、自分自身に密着した「個人的な問題」を把握し、摘出し、また表現していくことは、人間解放への芸術的試みとして、いつの世でも重要で、かつ困難な課題である。
1998.06.10
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