近しい人が亡くなると、我々はそれを悲しく思う。また亡くなった人を気の毒に思う。人が、孤独な死を死んだかのようについ思ってしまうのである。 けれども、実際には、地上では1秒間に何十名何百名の人々が次々と亡くなっているのである。これは計算してみればわかる。たったの1秒間にさえ、人はともに死する人をそれだけ持つのである。 人間はともに生まれともに生き、そしてともに死するのである。
1999.07.11
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意外と好評「牧歌舎随々録」(社長の古い日記より)