唯物論で現実を把握し、それを人間の生活において徹底させようとしても、それは必ずどこかで観念への裏返りをみせることになる。芸術・宗教・愛などはその代表的なキーワードである。 その裏返りが、人間が人間であるがゆえの不可避の宿命であるのか、資本主義という壁によって起こる現象なのかはわからない。しかしながら、その裏返りの切実さというものを表現したり理解したりしていくことは、どういうイデオロギーの下であろうとも、人間解放に非常に重要な営為である。
1999.11.24
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